妊活中の方や、妊娠した経験のある方であれば一度は聞いたことのあるルイボスティー。試したことのない方もいれば、成分が良いと聞いて飲んでみたけど美味しくなかったという方もいるのではないでしょうか。
実はルイボスティーはメーカーやその商品によって、クセの強いものや飲みにくいものもあり、個体差が強く出る商品。しかし女性にとってはうれしい栄養成分が豊富に含まれているため、自分に合ったルイボスティーに出会えていないばかりに、その効果・効能の恩恵を棒に振ってしまうのは非常にもったいないと言えます。
そこで今回は、ルイボスティーの栄養成分と、そのスゴすぎる効果効能、私が愛飲している飲みやすいルイボスティーについてもお伝えいたします☆
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目次
そもそもルイボスティーとは何か?
近年注目を浴び、すっかりオーガニック女子の定番アイテムとして定着しつつあるルイボスティーですが、その産地は南アフリカ。乾燥地帯で昼と夜の寒暖差が30℃を越える過酷な環境で育ち、特定の地域以外では育たないという特徴もあります。
産地である南アフリカでは、数百年にわたって「不老長寿のお茶」として飲み継がれていました。日本でも2000年を過ぎた頃から流行の兆しが見え始め、2010年以降知名度も上がり、一般家庭にも定着していきました。
ルイボスティーの優れた特徴
ルイボスティーには子どもを持つママだけでなく、女性の目から見て「優秀!」と思える特徴がたくさんあります。その優秀すぎるルイボスティーの特徴をご紹介いたします。
ルイボスティーは妊娠中もOKなノンカフェイン
私も妊娠してからルイボスティーを飲み始めましたが、ルイボスティーはカフェインレスのお茶。妊娠中・授乳中のママはもちろん、赤ちゃんに飲ませてもOKです。
また、カフェインを含む飲み物は体を冷やすため、カフェインレス飲料であるルイボスティーは、含まれる栄養成分やその効果からも、妊活中の方や冷えを改善したい方にもおすすめ。
実は世の中の「お茶」と呼ばれるものにはほとんどカフェインが含まれています。ウーロン茶・緑茶・紅茶などにカフェインが含まれるのは広く知られていますが、実はほうじ茶や玄米茶などもカフェインを含んでいます。私はほうじ茶・玄米茶はノンカフェインだと思い込んでいたので少しショックでした(^^;)
また、カフェインは飲み物だけでなくチョコレートなどの食べ物からも摂取されるので、注意が必要。妊娠中はとくに、カフェインの摂りすぎが流産率に影響するとも言われているので、カフェインレス飲料のチョイスはママと赤ちゃんの健康のためにもとっても効果的なのです☆
妊娠中のカフェインについてはこちらで詳しく説明しています↓
ルイボスティーの優れた抗酸化作用
ルイボスティーの持つ特徴で最も有名なのが、その強い抗酸化作用です。ルイボスティーにはSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)という抗酸化成分(酵素)が含まれ、体内の細胞を攻撃して老化や病気など「体のサビつき」の原因となる活性酸素を除去し、傷ついた細胞の修復も行います。
また、ルイボスティーには抗酸化作用を持ったポリフェノールも含まれているため、SODとポリフェノールを同時に摂取することで、相乗効果により強い抗酸化作用を得られるのです。
活性酸素は本来、体内に入ってきた病原菌やウイルスなどを撃退するという大切な働きをしています。しかし、生活習慣・ストレス・乱れた食生活などによって大量に発生すると、健康な細胞まで攻撃して傷付けてしまいます。
活性酸素が増加することによる体への影響は、シミ・しわ・たるみなどの肌老化、花粉症などアレルギー症状、ニキビやアトピーなど皮膚疾患、糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞などの生活習慣病などにわたり、その最たるものが癌(ガン)です。
本来免疫機能である活性酸素によって自身の体が蝕まれるなんて本末転倒。日常的にルイボスティーを飲用することで「サビない体」を目指すことができるのです。
ルイボスティーの栄養成分…ミネラルがとっても豊富
ルイボスティーが育つ地域の土には鉱物が多く、乾燥した大地はミネラルを多く含んでいます。そのためルイボスティーにも豊富なミネラルが含まれているのです。
主なものではカルシウム・カリウム・マグネシウム・マンガン・鉄分・亜鉛・銅…などが含まれており、日常生活で不足しがちなミネラルを、ルイボスティーを飲むことでお茶からの摂取が可能。
ミネラルは人体が機能するために無くてはならない栄養素で、健康的で美しい髪や肌・丈夫な骨や強い歯・精神の安定などを維持するために使われているのです。
ルイボスティーは毛細血管の老化を防ぐ
全身のすみずみまで張り巡らされた血管。その中でも壁が薄く細い毛細血管は、活性酸素の影響や紫外線などによってダメージを受けやすく、肌老化やあらゆる病気の原因にもなります。
しかしルイボスティーは、シナモンなどにも含まれる、血管壁の細胞の修復を活性化させるTie2(タイツー)という成分を活性化することができるため、毛細血管の老化を防ぐことができるのです。
また、シナモンとルイボスティーを同時摂取する事で相乗効果も期待できるため、高い効果を求める方は、ルイボスティーとシナモンを一緒に摂ると良いでしょう。
ルイボスティーは血糖値の上昇を穏やかにする
ルイボスティーには「ピニトール」という成分が含まれます。ピニトールはインスリンに似たはたらきをするため、食後の血糖値の急上昇を抑え、血糖値を安定させます。
血糖値が急上昇すると、体内ではそれだけ体脂肪が作られやすくなります。とくに白砂糖や白米など精製度の高い食品は高GI食品と言われ、血糖値を急上昇させる食品。太りやすいだけでなく、食後に急上昇した血糖値がインスリンによって急降下した際に、激しい眠気や倦怠感を引き起こします。
血糖値の急上昇は糖尿病や痛風の原因にもなるため、ルイボスティーはそれらの症状緩和・改善にも効果が期待できるのです。
ルイボスティーの優れた特徴がもたらす効果・効能とは
ルイボスティーが持つ優秀な特徴についてお伝えしましたが、具体的にそれらは体内でどのような効果・効能をもたらすのでしょうか。ここからはルイボスティーを飲むことで得られる具体的な効果・効能についてお伝えしていきますね☆
妊活に役立つ効果
ルイボスティーの栄養成分であるミネラルの中でも、鉄分や亜鉛は卵子の質を高める効果があります。とくに亜鉛は「セックスミネラル」とも呼ばれており「性ホルモン」のはたらきを高めます。女性だけでなく男性の精子の質を上げる効果もあるため、男性にもおすすめ。
亜鉛によって女性ホルモンである「エストロゲン」が活性化。子宮の状態を良くして生理周期が安定するなど、妊娠しやすい体に近付けます。また、子宮内膜を厚くする効果もあるため、受精卵を迎え入れる準備も整います。
抗酸化成分であるSODとポリフェノールも、妊活に良い影響を与えます。活性酸素は全身の様々な細胞を老化させますが、卵子も例外ではありません。ルイボスティーの抗酸化作用は、卵子の老化防止にも役立つのです。
女性ホルモンが安定することにより、妊活だけでなく更年期障害や生理痛の改善など、女性特有の悩み全般に効果があります。
貧血解消の効果
女性は「血」が不足しやすいもの。東洋医学では子宮は「血の海」と言われ、多くの血液で満たされることで正常に働き、血の不足は女性にさまざまな不調をもたらします。毎月の生理による出血、妊娠中は体内の水分量の増加によって鉄分が不足…女性には「血」にまつわる悩みが尽きないとも言えますね。
体内で鉄分が不足すると、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンが減少。全身に必要な酸素が行き届かなくなることで貧血症状を起こすと言われています。人間は、日々40mgもの鉄分を失うとも言われており、体内で作り出せない鉄分は、外部から食べ物や飲み物で補う以外に方法はありません。
また、鉄分を摂取しても、カフェインやタンニンなどが邪魔をして、うまく体内で機能できない場合も多くあります。栄養成分に鉄分を含み、低タンニンでノンカフェインのルイボスティーは、100g中に約10gの鉄分が含まれています。これは2~3杯飲めば1日の必要量を補える量。
鉄分は妊娠中にも不足しやすい栄養素のひとつ。産婦人科で鉄剤を処方される妊婦さんも少なくありません。しかし、鉄剤は体に合わないと激しい副作用を伴うため、体に無理なく鉄分不足を補うためにもルイボスティーはおすすめです☆
ミネラル成分の効能によって、冷えを改善
ミネラルは体がエネルギーを生み出すために必要不可欠な栄養素。エネルギーが生み出されることで体は代謝がアップ。血流が良くなり、体のすみずみまで熱を持った暖かい血液が巡ります。
実は妊娠に理想的な体温は37℃と言われています。動物に例えるとよくわかりますが、たまごを産んだニワトリは、自分のおなかの下で大切なたまごを温め続けます。たまごからヒナを無事に誕生させるためには「温めること」が非常に大切なのです。これは人間にも言えること。
しかし現代では低体温の女性が多く、オシャレのための薄着も定着しています。とくに足首・足先を冷やしていると、冷やされた血液が子宮の裏を通り、子宮がどんどん冷やされます。子宮は冷えるとはたらきが悪くなり、妊娠自体しにくい状態になるのです。妊娠中は妊娠トラブルの原因にも。
妊娠初期は体温が37℃を超える日が続き、体は常に微熱状態になります。自分はだるくてツライですが、赤ちゃんを体内で育てるためにはそれだけの体温が必要ということです。
体温を上げることは妊活はもちろん、基礎代謝のアップや免疫力のアップなど、全身に大きな健康効果をもたらします。冷えの改善とともに血流がよくなることでむくみの改善にも効果的ですよ☆
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アンチエイジング・美肌効果
ルイボスティーの持つ抗酸化作用で、多くの女性が魅力を感じるのがアンチエイジング・美肌効果ではないでしょうか。また、美肌に必要なビタミン・ミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれているのも特徴です。
活性酸素は肌老化の原因にもなり、シミ・シワ・たるみなどの老化現象を加速させます。ルイボスティーの産地である南アフリカで「不老長寿のお茶」として大切にされてきた点からも、肌を若々しく保つ効果が期待できますね☆
ニキビ・アトピーの改善効果
生活習慣・ストレス・食生活の乱れによって活性酸素が増加すると、ニキビやアトピーなど皮膚症状の悪化を引き起こします。かきむしったり触ったりして炎症を起こすと、さらに活性酸素を発生させる悪循環も発生。
増え過ぎた活性酸素が脂質と結合すると、体内に蓄積して病気の原因になったり、肌を乾燥させてより肌状態を悪化させる「過酸化脂質」にも変化します。
ルイボスティーの高い抗酸化作用によって活性酸素を除去することは、ニキビやアトピーなどの皮膚症状の緩和に効果的。また、ルイボスティーに含まれる亜鉛は、肌の生まれ変わりを助けるため、傷ついた皮膚細胞の修復が活発になり、症状を抑えるだけでなく改善の効果も期待できるのです。
ティーバッグ2袋分程度の煮出したルイボスティーを湯船に入れる「ルイボスティー風呂」という方法もあるのだとか。
便秘改善効果
ルイボスティーにはマグネシウムが含まれています。マグネシウムは腸内に水分を集めるはたらきがあるため、便を柔らかくして便秘解消に効果的。酵素であるSODのはたらきによって腸内環境を整える効果もあります。
私も妊娠後期はひどい便秘に悩まされました。便秘薬を飲むのは嫌だったので、自力で食べ物を工夫したり、ルイボスティーを多めに摂るようにしたりなど対策を講じて乗り切りました。
水分を摂る量が減ることも便秘の原因になりますので、ルイボスティーは少し多めに飲むようにするのが良いと思いますが、やっぱり食べ物も大切です。ルイボスティーと並行して意識的に繊維質の野菜や発酵食品、海藻類などを摂るようにするのがおすすめです☆
花粉症などアレルギー症状の緩和
ルイボスティーに含まれる多くのミネラルが体内の細胞を活性化。代謝アップによって体温が上がり、免疫力がアップするとともに抗酸化作用の相乗効果で体の免疫機能は大幅に高められると言えます。免疫機能が高められるとアレルギー症状は緩和されます。
また、ルイボスティーに含まれるポリフェノールやケルセチンは、アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」を抑える効果があるため、くしゃみや鼻水などの症状が軽減。
ルイボスティーで活性酸素を除去し、免疫力を上げることでアレルギーの根本原因を断つことができれば、病院で処方される抗ヒスタミン剤も必要なくなりますね☆(もちろん外食・レトルト食品・乳製品の摂取など、アレルギーを助長する食生活をしている人は、改める必要があります)
私が愛飲している飲みやすいルイボスティー
ルイボスティーはクセのあるものも多く、飲んでみたけどダメだった…という方も多くいます。しかし、その商品によって薬臭かったりクセがあったりと違いがあるので、飲みやすいルイボスティーに出会えれば続けられると思います!
また、残留農薬の心配もあると言われているルイボスティー。選ぶ場合には有機栽培(有機JAS)を選ぶようにしましょう。
コストコ ロイヤルTルイボスティー 40p×4箱
![]() ROYAL-T ロイヤルTルイボスティー 有機ルイボス茶 160パック 400g… |
こちらは私が以前愛飲していて、比較的飲みやすいルイボスティーでした。もちろん有機JAS。1箱に茶葉が40袋入っているので、4箱セットで160袋。長持ちでかなりコスパも良いですよ☆
生協 コープデリ 有機ルイボスティー

生協の宅配サービス「コープデリ」のオーガニックカタログに掲載されている商品で、現在の我が家のレギュラーです。ルイボスティー独特の薬臭いようなクセが少なく、やかんでしっかり煮出すとよりまろやかで飲みやすくなります。
3g×60袋で税込み981円円。私は1Lに1パック使用して煮出しているので、毎日飲んでも2か月分。1か月あたり500円以下ですから、有機栽培商品にしてはかなりお手頃ですね。
コープデリの商品に興味がある方はこちらの記事もどうぞ↓
ルイボスティーの正しい飲み方は?
ペットボトルのものからティーバッグまで、様々な種類があるルイボスティーですが、一番おすすめなのは「煮出し」です。
ルイボスティーの持つ様々な栄養素をしっかりと抽出するためには、煮出しで入れるのがベスト。また、しっかり煮出すことで味がまろやかになり、ルイボスティー独特の風味も和らぐため「この風味がちょっと苦手…」という方にもおすすめです。
やかんに1Lのお水とティーバッグを1袋入れ、中火~強火にかけます。沸騰したらやかんのフタを外し、換気扇を強で回して火を少し弱め、5~10分煮出せば完成☆
我が家ではアーユルヴェーダ方式の白湯の作り方を、お茶の煮出し方にも流用しています。火の力とやかんの中の水の力、換気扇で空気を送ることで風の力を取り入れて、お茶に自然界のパワーを取り入れるという方法。
アーユルヴェーダには詳しくありませんが、これをやると、白湯もお茶もほんとにまろやかで甘くなり、とっても美味しくなるのでぜひチャレンジしてみて頂きたいです!
私が今まで飲んだ中では、ペットボトルやティーカップにお湯を注ぐだけのタイプは、比較的薬臭さが強く、ルイボス好きの私でも「結構クセ強いな~」と思うものが多かったです。
そのため、やっぱり毎日続けるなら煮出しがおすすめ。私はたっぷり煮出してティータイムに、水分補給にと一日中飲んでいますよ☆
やっぱりスゴイ!女性に活力を与えるルイボスティーの効果・効能
ここまで記事を作ってみて「いつも飲んでるけどやっぱりルイボスティーってスゴイな」と改めて思いました(笑)
記事の項目には入れなかったのですが、ルイボスティーには鉄分・カルシウムが豊富であるため、ママだけでなく成長期の子どもにもおすすめ。「牛乳を飲まないのが成長のために気になる…」と思っているママは、家族みんなでルイボスティーを飲むのがおすすめですよ☆
とくに私は、牛乳は日本人の体に合っていないので、カルシウムは乳製品から摂る必要はないと思っています。成長のために牛乳を…と思うよりは、魚や野菜など、他の食品で補う方がずっと効果的だと考えています。もちろんルイボスティーも☆
また、ナトリウムやミネラルを含むルイボスティーは、熱中症の予防にも効果的です。汗で失ってしまう栄養素を効果的に補給できるので、暑い日は水よりもルイボスティーがおすすめですよ☆
以前飲んだルイボスティーが合わなくてやめてしまったという人は、ぜひ自分に合うルイボスティーを探してみて下さいね。買ってみてちょっと苦手だったという場合にも、しっかり煮出すことで飲みやすくなる場合もあります。
これだけのスゴイ効能を得られるルイボスティー。ぜひいつもの生活にプラスして取り入れてみて下さいね(*^^*)
妊活・妊娠中の方には「ハーブの女王」よもぎ茶もおすすめです↓
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