【0~3歳向け】本が好きな子を育てるために、親がやってはいけない3つのこと

前回、子どもの中に不変の「本が好き」という心を育てるために、親がとるべき行動についてお伝えしました。

前回の記事はこちら↓

子どもが本を好きになるためには、やらされるのではなく「自発的に」興味を持つことが大切。

自ら進んで選び取ったものに対して子どもは、信じられないくらいの速度で吸収し、あっという間に自分のものにしてしまいます。その力は、決して大人から指示されたり、やらされたりした場合には発揮されない力です。

しかし、せっかく自発的に興味を持ったことであっても、親の行動・言動でその子のやる気を失わせてしまう場合があります。

「本を好きになってもらいたい」「もっと伸ばしてあげたい」と思う心とは裏腹に、自分の何気ない行動が、子どもの気持ちをねじ曲げてしまうかもしれないのです。

そこで今回は、子どもの読書への興味をくじく、やってはいけない親の行動についてお伝えします☆


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本が好きな子どもを育てるために…やっていけない親の行動

子どもが本を好きになるには0歳児から!興味を持ち始めたら要注意

最近では生まれてすぐから読み聞かせを始めるご家庭も多いですよね。

そして早いうちからの習慣的な読み聞かせは、子どもを読書好きに育てるために大きな効果を持つことは確か。

しかし、子どもが本に興味を持ち始めると、とくに小さい子の場合には、親の期待通りではない行動をすることがよくあります。

破いてしまったり、投げたり踏んだり、振り回して壊してしまったり…

思わず「あーもう!」となってしまいますがそこはグッとこらえてがまんです。

子どもを本好きにするなら…怒らない

まだ善悪の判断がつかない月齢の子にとって、本も他のおもちゃ同様、実験の対象です。

振り回してみて重さはどのくらいか、どんな抵抗を感じるのか、床を叩いてみるとどんな音がするのか、自分の力で壊すことはできるのか…などなど、あくなき研究者である子どもは、その一つのものを徹底的に研究して、自分の世界を広げます。

そんなことを色々と実験してみて、やっとそのひとつの絵本を確認し終えて受け入れていきます。

しかし、このタイミングで「どうしてそんなことするの!」「破いたら読めなくなってしまうでしょ!」などと口うるさく怒ってしまうと「これに触るとママが怖い顔をする」と絵本に対するマイナスイメージを植え付けてしまいます。

読み聞かせをしている途中でも、飽きて次のページをめくってしまっても、うまくめくれなくておしまいのページへいってしまっても、怒らずに…。大人の既成概念や完璧主義は捨てて、ただ本を通して楽しむことに徹しましょう。

この場合は「与えるもの」「まだ早いもの」に本のレベルを分けて、ママが怒らずに済む工夫をするのがおすすめです☆

ママが怒らなくて済む環境を作っておく

これは本に限らず育児全般に言えることですが、0歳~1歳児のいる環境では危険物や壊されて困るものは、子どもの手の届かないところに移しておくことでママはかなりラクになります。

子どもが小さいうちは少し工夫をして、ページが薄く、破れてしまうような本は子どもの手の届く場所に置かないようにすると良いでしょう。

できるだけ本人に触らせてあげるのは、厚手で破れにくく壊れにくい、乳児向けの絵本に限定すると、ママも冷や冷やせずに済むためおすすめ。

破れにくく壊れにくい、ベストオブ0歳児絵本の情報はこちらをご覧ください☆↓

また、頂きものやオマケでもらった本など「破れてもOK」というものならあえて触らせて「破れると使えなくなってしまう」ということを学ばせるのもひとつの方法です。

その時点で読めなくなることを学べなくても、少し大きくなってから、破れたページやセロハンテープだらけの本を見ることで「乱暴に扱うとこんな風にボロボロになってしまうんだ」と自分で感じることができるので大丈夫。壊してしまうことも、無くしてしまうことも、すべては子ども自身の学びにつながります。

子どもは大人から言われることではなく、自分で経験したことからしか確かな学びを得ることができないので、大人から見て失敗であっても、すべてはその子の成長につながりますので安心して見守ってあげましょう。

ただし、やはり本を踏んだり乱暴に扱うことは良くないことなので「本は踏むものじゃなくて読むものなんだよ」「乱暴にしないで大切にしようね」など繰り返し繰り返し伝え続けてあげましょう。

本が好きな子を育てるには…答えを求めない

早期教育に熱心な方などによく見られる行動で、本を読んだあと、子どもに対して答えや正解を求めたり、子どもが理解しているかどうかを試したがるという傾向が見られますが、これは実はNG。

「どうだった?感想は?」「悪いのは誰だったかわかる?」などの質問は「本を読んだ後には、親の問いに対する答えを持っていなくてはならない」という固定観念を植え付けることで、子どもの自由な発想の妨げになり、純粋に本を楽しむという心の邪魔をします。

その上、子どもの出した答えが、親の理想的な答えでなかった場合に「ちがうでしょ」などと否定すると、さらに本に対する不快感を抱かせることになります。

親自身の感想を述べるのはOK

子どもに対して本の感想をたずねるのはNGですが、親自身が「楽しかったね」「おもしろかったね」というのはOK。

これは、あくまで親自身が子どもと本を読む時間を楽しんだという感想であり、子どもに返答を求める問いではないからです。

ただし「○○がおもしろかった」などの表現は、子どもの自身の発想を邪魔し、答えを誘導する可能性があるため、極力読み手が先に感想を述べない方が良いとの説もあります。

実は子どもは、赤ちゃんのうちから「返答を迫られる質問」を敏感に察知する力があると言われています。

私の愛読書である「30分の語りかけ育児」の中でも

「そう思わない?」「言ってごらん」などと答えを強いられる質問は、たとえ赤ちゃんであっても敏感に察知するので注意。

語りかけを行う際には「あなたが生まれてきてくれて本当に嬉しいよ」「今日はこんな日だったのよ」などと親が一方的に赤ちゃんに語りかける「答えを求めない」言葉がけに徹しましょう。

という関わり方を推奨しています。

大人であっても「この人、私に何かさせようとしている」と、相手からコントロールされる予感を感じたら、不快に思いますよね。

その第六感的な直感は、大人よりもずっと動物的である赤ちゃんの方が敏感なのかもしれません。

こちらの記事で30分の語りかけ育児についてご紹介しています☆↓

本を読み終わったあとは

子どもと本を読む時間を楽しんだら「おしまい!パチパチパチ~☆」と一緒に手を叩いて終わりにしましょう。質問はなしです。

子どもがその本を通して「何か伝えたい」と思った時には、わざわざ大人が聞き出さなくても、自分から進んで話してくれます。

そこで注意してほしいのは、何か話して聞かせてくれたときは、本の内容と違っていても、理解できない内容でも、決して否定しないでください。

間違っても「それはちがうでしょ」などとは言わないでください。本の内容は、大きくなればいくらでも正しく理解する事ができます。

ここで大切なのは、本を通してその子が何かを感じ、言葉に出して伝えたいと思ったということ。インプットしたものを自分の中に取り込んで、何かを表現しようとしたのです。

その「挑戦しようとする姿勢」は伸ばしてあげるべきです。親はただシンプルに「あなたはそう思ったんだね」「そうだったんだね~」と笑顔で認めてあげることに徹しましょう。

親として「本を読み聞かせてあげた」という行動に対して、子どもが何か感じ取ってくれたのではないか、何か学んでくれたのではないか…と思い、すぐに答えを求めたくなる気持ちは誰にでもあります。

しかし親の先回りは、子どもの自発的な行動力・発想力を奪うことにつながります。余計なことは言わずに我慢し、子どもみずからの表現をじっと待つのも、親の努力の一つと言えるのです。

子どもが本を好きになるためには…選んだ本にケチをつけない

子どもって、何度も同じ本を読んで欲しがりますよね。子どもにとってはお気に入りの本でも、読んであげるのはママですから、できればママ自身も楽しく読める本を持ってきてもらいたい…と思ってしまいますよね(^^;

しかし、本が好きな子どもを育てるためには、ここで「え~またその本?こっちにしなさいよ」と言ってしまうのはNGです。

実は何度も同じ本を読むのには理由があり、子どもは繰り返しその本を読むことで「自分にとって必要なものを得ることができる」と感じているからなのです。

もちろんただ単に「好き」であったり「楽しい」という感情もその一つ。子どもにとっての「その時期の楽しさ」や「ワクワクする気持ち」は本当にその時期にしか経験できないものです。1歳の時と2歳の時では、同じ本を読んでも本人の楽しみ方はまったく異なるもの。その子にとってはすべてが必要な学びなのです。

そして、子どもの学習能力を高めるためには「たくさんの本を読むこと」よりも「数限りある本を繰り返し読む」ことの方が高い成果を上げるとも言われています。

例えば…4冊の本があった場合、毎日違う本を読み、そのル―ティンを一か月繰り返すことよりも、一週間目は1冊の本をただひたすら繰り返して読み、次の週に2冊目…また翌週に3冊目…と繰り返し、一か月かけて4冊を読むという場合の方が、学習効率が高いというもの。

かといって、すぐに飽きて違う本に行ってしまう場合でも、本人の意思を尊重してあげて下さい。

一般的に「良い」と言われている方法も、それがすべてではありません。大切なのはその子が心地よく、本との関わりを楽しんで育っていくことにあります。

同じ本を毎回読むのも、序盤だけを読んだら違う本を読みたいと思うのも、その子の自由。選んでくるすべてのチョイスがその子のお気に入りなのです。

大人であっても、恋人や夫婦などで食事に行く際「ここに行きたい!」と言ったお気に入りのお店をパートナーから否定されたらとても悲しいですよね。

子どもも同じで「この本を読んでほしい!」という自分の積極的な望みを否定されるのは悲しいもの。せっかく読書に向いた意欲も、無気力感や親への不信感に形を変えてしまいます。

「飽きた…」と思ったり「どうして最後まで集中して読めないの?」と思っても、その子の興味や意欲に喜びを感じ、しっかり向き合って楽しみましょう☆


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本が好きな子を育てるためには「その子の意欲を尊重する」ことが重要

今回は、本が好きな子を育てるために、親がやってはいけない3つことについてお伝えいたしました。

子どもとの生活の中で、どれもついやってしまいがちな行動や言動。「忙しい子育ての中で、こんなに細かく気を遣わなくちゃいけないの?」と感じてしまう方も多いかと思いますが、実はとてもシンプル。

「その子の意欲を尊重し、認めてあげる行動」を常に意識するだけなのです。

これは人間力や自己肯定感など、子どもの「心」を育てる関わり方のすべてに言えることで「こういう時はこんな風に返しましょう」「こういう時はこうしてあげて下さい」など、一つ一つを追っていくとすごく細かくて膨大な量になります。

しかし、そのすべては「その子を一人の人間として尊重する」という意識がもとになっています。

子育て中の親は、子どもが親の所有物であるような錯覚を感じてしまいがち。しかし、その子どもにもしっかりと感情があり、心があります。

親がコントロールするものではなく、子ども自らが育っていく存在であること、親子であっても人間対人間の関わりであることを意識すれば、子どもの意欲や要望を叶えてあげることにも、ずっとストレスなく関わっていけると思いますよ☆

前回の記事も合わせてご覧ください↓

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ABOUTこの記事をかいた人

2歳の男の子を育てる1児の母。 結婚前はエステティシャンとして勤務。人体についての学びに楽しみを感じ、資格取得を目指すも結婚とともに引退。 産後、母乳育児の悩みや子どものアトピーを機に育児情報を調べ始め、個々の成長や悩みは違うのに、ネットに出ている主な記事は同じようなものばかりであることに不満を感じる。 不満を感じながらも学び続けた経験を、同じように悩むママたちの役に立てたいと、ブログ「mamabay blog」を開設。