黒川伊保子先生の【母脳】を読んで…自分の出産・選択・失敗…すべてを許し、子育てが輝いた!

先日、私は珍しくSNS上で紹介されていた本を衝動買いしました。なんとなーくfacebookを流し見ていると、モーハウス代表の光畑さんがこの本を紹介していました。

そこまで熱心な読書家でない私は、基本的に小説などは読みません。物語は漫画やアニメの方が好き。

「何かで成功する」という野心は若いころから密かに持っていたので、自己啓発本や引き寄せ系の本などは好きで、数は多くありませんがよく読んでいました。

そして妊娠してからは育児本。基本的に小手先の方法論は好きでないため「お金を出して買うのだから、子育ての核になるような情報であってほしい」との思いがあり、ネットで本を買う際には、レビューや作品紹介を入念にチェックし「自分の考えに近いものである」と確信したもののみを買っていました。

しかし息子が大きくなるにつれ(現在2歳半)次第にどんどん自分の時間は取れなくなり、漫画もテレビも読書に使う時間もすっかりなくなってしまいました。

「育児が落ち着くまでは本を読む時間もないかー」と観念していた私が珍しく、facebookを流し見ているだけで、吸い寄せられるように「ポチッと」購入していたのがこの本。


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黒川伊保子先生の「母脳」

「母脳」との運命的な出会い

本を読み始めて私は

「この本に呼ばれたんだ」

と確信しました。

序盤の「はじめに」を読んでいる段階で、ぞわっと鳥肌が立ち、まるで魂が揺さぶられているように興奮したのはつい2日ほど前の事。

育児の合間を縫って本を読み、すべて読み終えた今では

「この本を買って本当によかった」

と思っています。

私がこれまで息子を育ててきた育児の中で、絶望したり後悔したり、解決しない疑問にイライラしたり、納得できずにいた部分、心の中に重く残ったしこり…

どんなに調べても解決できなかった、私が育児の「核」に抱えるモヤモヤを、この一冊はなんとも軽やかに取り去ってくれました。

母乳育児に迷いを抱えている母・自分の決断が正しいのか迷っている母・望む通りの分娩ができなかったことを後悔している母・ネット上の情報になんとも言えない不納得感を感じている母…

「医学的証明」や「科学的証明」は、まるで現代社会のすべてのように感じてしまいますが、生命の神秘には、化学や医学だけでは説明しきれないものがたくさんあります。

そして「母脳」はそれを知っています。

ネット上で専門家が掲げる「証明」に裏付けされた育児情報であるにもかかわらず、どうしても「そういうことじゃないんだよなぁ~…」と不納得感を感じているお母さんがいるとしたら、それは「母脳」が本能的にその答えを知っているから。

私自身もよくそう思っていましたが、何の専門家でもない自分のこの気持ちを、どう解決していいかわからずにいました。

人知が掌握できない神秘を「母脳」は知っている

これだけさまざまなものが進化した現代でも、科学や医学はまだまだ進化を続けています。そして、これまでに「常識」とされていたことが突然「非常識」になり、安全だと言われていたものが手のひらを返して危険物質と認められることも多々あります。

実は「ここまではわかっているけど、これ以上はわかっていない」ということって、世の中にすごく多いんですよね。

しかし、各研究によって様々な発見をされている方には本当に敬意を表します。私自身テレビで人間の遺伝子構造を見たりすると「こんなの最初に発見した人ってどうやったんだろう…」と感動することはよくありますので。批判ではありませんよ。

そして、どれだけ進歩したとしても、今のところ人の手によって「人間」を作り出すことはできません。

しかし、人と人との間に限り「人間」を新しく生み出すことができる。

たった一つの細胞だった新しい命は、母親の胎内で10か月という時間を過ごしながら、人間の形へと姿を変える…まるで当然のように自然に脳ができ、目ができ、各器官ができ…血液が巡って栄養を届けて、皮膚や骨、手や足の組織がつくられていく…

当たり前だから忘れてしまいますが、「どういう原理でそうなってるの!?」と、どれだけ考えても答えが出ないくらい、生命って神秘的です。

そして、地球上に化学が生まれるずっとずっと前から、母親が子どもを体に宿し、産み、育てるという営みは行われ続けています。神様が地球上に人間を作ったと言われている、気の遠くなるような昔から。

だから、実は私たち「母」は、きっと本能的に知っているんですね。なにが正しくて、どうすればいいのかを。

「母脳」を書いた黒川伊保子先生

あまり熱心な読書家ではない私は、恥ずかしながら黒川先生を知ったのはこの本が初めて。

そのため、何の先入観もなく購入に至ったわけですが、吸い寄せられるように購入を決めていたので、どんな本なのかもよく知らずに購入していました(笑)

届いた本の表紙や帯を見て、初めて「脳科学を使った育児本である」ということがわかり、

「脳科学の専門家が実践!子どもの脳を育む4つの英知」

「母と子のための脳科学」

というフレーズから、なんとなく知育向けの育児指南書なのかなーと思って読み始めましたが、ほどなくして私の予想をはるかに上回る本の内容に、涙し、感動し、たくさんの愛と勇気をもらうこととなりました。

育児書は基本的に助産師の方・医師の方・尾木ママのような教育者の方などが書かれたものが多いのですが、黒川先生は脳科学のエンジニア。最近では脳科学から見た育児法などもよく目にしますね。

今ではスマホや最先端家電にも搭載され、すっかり「これからの世界を担う新たな技術」として一般家庭にも浸透している「人工知能」

しかし黒川先生は、まだ人工知能の開発が始まって間もない頃。バブル期の人工知能創世記に携わった数少ない女性エンジニアなのです。

「これほどまでに「脳」に詳しい母親は他にいないのでは…!?」

というひらめきから始まった黒川先生の「天才の脳を育てる子育て」。

おなかに宿った子との出会い、子育てのスタート、今まさに25歳の息子を社会に送り出したという黒川先生の「母親の卒業」までが1冊に凝縮されたこの本は

「天才の脳を育てる子育て」

という文字から多くの人が読み取るであろう「浅はかな親の自己満足」ではありません。

人知のなせる技を最大限に活用しながら、生命の神秘や愛の力に寄り添い、母と子の間にある「見えざる絆」を信じること。

その「脳科学」というツールに裏付けされた、黒川先生の大きな「愛」は、文字の中からもあふれるように伝わってきて、私は何度も涙してしまいました。

子どもは母を選んでくる

私はこの言葉が「化学」に携わる人から語られるとは思ってもいませんでした。

しかし、黒川先生は「そこにつながりがないはずがない」と。

詳しい部分は本書を読んで頂きたいですが、この言葉に代表されるように、黒川先生の言葉は、私がこれまで思っていた「化学」や「医学」をバックボーンに持つ方々が発する「証明されていないものは悪」とするような言葉とはまったく別次元のものでした。

「化学」「医学」をバックボーンに持つ方が、みんなそう言っているわけではありませんよ。あくまで私が「そういう傾向があるなー」と感じているイメージです。中には化学・医学などの人知と、神秘の共存を願っている方もいらっしゃると思います。

しかしネット上の情報では「極端に片方を支持する」ような説が多いため、私はどうしても「それだけじゃないと思うのに…」と不満や残念感を感じてしまっていました。

人間の手によって「脳」を生み出すという第一線級の「人知」に携わりながらも、自身の妊娠・出産・育児を通して得た「神秘」にもまっすぐに向き合い、受け入れ、それを信じた人なんだなと感じました。

幸せな「大人」を育て上げた真実

私がこの本でとても魅力的だと感じているのは、まさに今

「幸せな母業を卒業した」

母からの言葉であるということ。

多くの育児指南は「こうすると良い」という方法論のみで、それによってどんな大人が育つのかということは基本わかりません。

まぁ子どもの育ち方は個人差も大きく、結果が出るのが十年以上先ということがほとんど。確認のしようもないと言えばそれに尽きますね(^^;

大学院を出た息子を、今まさに社会人として送り出した母。

「母も惚れるようないい男」を育てたと言える母。

私が思い描いていたこれまでの「育児観」を根底からひっくりかえすほど、確かな「科学の英知」に裏付けされた壮大なプロジェクトでありながら、その隅々までが愛に溢れていて

「幸せな育児を完遂した」

という真実が確かにそこにはあります。

子どもをもつ母親なら「子どものために、自分ができる100%を注いであげたい」と思うのが当然。

しかし、子どもに与えることで、子どもが失うものもあるのです。

それは「母脳」が見極めていくこと。

この本の中には「母脳」を信じることで、間違いなく幸せな育児期を過ごし、大人になった息子にハグしてもらえる、抱きしめてもらえる…そんな親子関係を確かに築いた「母」の子育てのすべてが詰まっているのだと思います。

すべての「母」に寄り添う気持ち

そしてこの本は子育て法を伝えながらも、どんな環境で子どもを育てている母にも「寄り添う」気持ちが各所に感じられます。

多くのママが経験していると思いますが「こうすると良い」という方法を知ると、「それをできていなかった自分」や「それをしてあげられない自分」が母親失格であるような気持になることが多々あります。

私は難産の末、帝王切開で息子を産んでいるので

「自然分娩で産道を通るときに、母親の常在菌をたくさん受け取って免疫が強くなる」

「産後、母のおなかに子を乗せるカンガルーケアは、母子の絆を深め、初乳を飲ませることで母乳の出を促進する」

「赤ちゃんのためには産後すぐからの母子同室が良い」

などという情報を目にすると、何とも言えない重い気持ちになります。

「帝王切開の母親なんてたくさんいる」

と言えばそりゃそうです。帝王切開だからと言って、子どもが幸せにならないなんて、そんなこと絶対にありません。

それでも

「自然に産んであげられなくてごめん」

「もし自然分娩だったらアトピーにもならなかったかも…」

「初乳をあげられなかった。だから母乳の出が悪いんじゃないか(新生児期は母乳育児に悩んでいたため)」

「カンガルーケアしてあげたかったな…」

というやり場のない後悔の気持ちを心のどこかにずっと持っていました。

役に立つ情報であっても、受け手の環境や心理状態によっては、その人の傷をえぐってしまう場合もあります。

私も、育児情報を発する立場として「誰かの助けになりたいと発するこの情報を得ることで、傷つく人がいてはならない」と日頃から思っています。

黒川先生のこの本は、自分が「こうしてきた」という選択を伝えながらも「それで傷ついてほしくない」「それだけがすべてではない」と、子育て中の不安な母を支える言葉もたくさんくれています。

子どもへの愛だけでなく、子どもを育てている「母」へ向けた愛も、この本には溢れていました。

本当に幸せな時間…どうかどうか大切に

難しい科学的な説明を用いながらも、まるで胸に染み込むように私の中に入ってきた黒川先生の言葉。

どうしても紹介させてほしい一節があります。

もしも、神様が願いを叶えてくれると言ったなら

私は、もう一度、4歳の彼と

せめて3日間だけ暮らしたい。

胸が苦しくなるほどに

愛おしいあの暮らし…。

この本を読んでくださっている方は

その愛おしい時間の真ん中にいるのだろうか。

私は、羨ましくてたまらない。

どうかどうか

大切にしてほしい。



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電車の中で本を読んでいた私ですが、思わず涙がこぼれてしまいました。

たくさんの育児書で、幼児期がどれだけ大切な時間かは語られつくされているし、私自身も幼児期の子育てが子どもの今後にどれだけ影響を与えるかは十分にわかっているつもりでいました。

でも、この一節が私の心に与えた衝撃はあまりにも大きかった…

どれだけ自分は尊い時間の中にいるんだろうって。毎日の忙しさや、自分のやりたいことのために息子を二の次にしてしまう事のもったいなさ、そしてこの幸せな時間はもう2度と戻らないんだということ…

投げやりに過ごしても、全力で過ごしても、押し流されるように過ごしても…同じように時間は過ぎてしまいます。

2歳半の息子を見ていると、この子が私から巣立っていくなんて、ずっと先のように思えますが、忙しく過ぎていく毎日の中で、気付けばそれは突然やってくるんですね。

きっとその時私も「もっとしてあげたかった…」とたくさん後悔するんだと思います。

大人になった息子が「『この母の子で良かった』と思ってくれるような子育てを全力でしたい」と、そして「そんな母になれる!」と思わせてくれる、「母脳」はそんな本でした。

黒川先生、すっかりファンになってしまいました。ぜひほかの本も読んでみたいです☆

「母脳」もそうでしたが、本能的に行った選択が正しかった場合や、自分にとって大きな意味を成したと思えたとき、我が家では「(スピリチュアル的に)呼ばれた」と言っています。

先日、私が「呼ばれ」て、吸い寄せられるように出会ったのは、ミミカフェのミミさん。ミミカフェの記事はこちら↓

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ABOUTこの記事をかいた人

2歳の男の子を育てる1児の母。 結婚前はエステティシャンとして勤務。人体についての学びに楽しみを感じ、資格取得を目指すも結婚とともに引退。 産後、母乳育児の悩みや子どものアトピーを機に育児情報を調べ始め、個々の成長や悩みは違うのに、ネットに出ている主な記事は同じようなものばかりであることに不満を感じる。 不満を感じながらも学び続けた経験を、同じように悩むママたちの役に立てたいと、ブログ「mamabay blog」を開設。